Hanawo花音予見信士Fioriさんは青柳 須美子さん、小野 綾子さんと魔人屋にいます。
[60's Fuky/Mode/Hard Bop]
新年5冊目のリードシート集は、いつかは作る運命である60年代のジャズ喫茶の定番集で、新宿や渋谷の狭く急な階段を登った真っ暗な店で早稲田や法政や横国の左翼学生が酸っぱい珈琲とハイライトで粘ってたリクエストリスト、みたいなアレです。
50年代のハードバップ全盛期から70年代のフュージョン時代に挟まれたジャズが最も熱い激動の時代に、ジャズ喫茶文化が隆盛を極めリアルタイムで輸入新譜をかけていた、日本社会・文化とジャズが最も密接な頃の喧騒をイメージしたゴリゴリ系。
The Real Bookに限らず、所謂ジャズの1001はコードやメロの間違いや構成の簡略化が散見されますが、今は便利な時代ゆえ、お金は使わずともYouTubeをPCで立ち上げ、同じスピーカーからキーボードの音を鳴らしながらのプレイアロングで全曲チェック済みなので、まあ最低限は安心かなと。
マイルス、コルトレーン、ハンコック、ショーターだけで無く、リー・モーガン、ハンク・モブレー、ホレス・シルバー、ジョー・ヘンダーソン、オリバー・ネルソン、チャールズ・ロイド、マッコイ・タイナー、ナット・アダレー、フレディ・ハバード、ウェス・モンゴメリー、ジョン・ルイス、チック・コリア、ボビー・ティモンズ、そしてスタンリー・カウウェルにオーネット・コールマン。
モード曲ばかりだと2枚目気取りで恥ずいし、そもそもドリアンスケール曲ばかりなら譜面集を作る意味も無いので、旧世代から新世代まで、兎に角、60年代に作曲されたUSジャズオリジナルという括りで、ハードバップ、ファンキー、モード、一発モノ、フリー、エスニック、ラテン、ボッサ、ブルース、ワルツ、スイング、バップ、エイト、ファンク、バラード、変拍子、アヴァンギャルドと、幅広い音楽性になってます。
この辺の楽曲をピアノソロないしピアノトリオの演奏で聴く事は、少なくとも現代の日本に於いては先ず無いので、まあ、それが魔人屋さんの特徴の一つに成れば、と、勝手に思ったりはしてます。
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